ダンシングライダーを未来派ロングホイールベースな感じにカスタムしました。その名も「NEORIDER type-L」(またの名を金田トライク)の作り方です。
未来派と書きましたが実は当初のカスタムのイメージはこれ、リムジン(ロングホイールベースで二人乗り可能とした)ジャイロキャノピーでした。
同じ様にフレーム延長して全身ウィリーおじさん(ワイルドウィリー2のドライバー人形)を乗せたいなという計画(でした)。
まずは普通にダンシングライダーを組み立て、ひと通り走りを楽しんだらフレームをバラします。
ノーマルのフレームはこんな感じ。バイクっぽいですね~。
これはこれでカッコイイのですがジャイロキャノピーに乗ってる僕としてはちょっと違和感!ダンシングライダーのライダーであるウィリーおじさんの胸から下はどこ行っちゃうんだ??っていう、、
ということで早速ウィリーおじさんと干渉するであろう部分をカット!
ノコギリやらニッパーやらリューターの丸鋸やらを使ってこんな感じに
もう、後戻りは出来ません^^;
ここで一旦レイアウト確認。なるべく居住スペースを確保する為にバッテリーは小型Li-Feを使用します。セロテープでなんとなくフロント部分を繋いでみると、
だいぶスペースができましたね。
そして、全身ウィリーおじさんも座れました!
もしかしたらタンデムもいけそう?
と、妄想を膨らませたところで延長フレームの作図に取り掛かります。
これは裏ワザ?ですが、バックに写真を置いてやるとイメージしやすいです。
図面をプリントし穴位置確認。(通常はここでプラボードの試作品による全体の確認を行いますが、プラボードの切れ端が足りなかったので穴位置確認のみです^^;)
穴位置に問題が無かったので2.5mmFRP板で本切りしていきます。
こんな感じのフレームパーツが出来ました。
これを魔改造紳士御用達の高ナットをはさみつつ、
フロントのステアリングブロックと一緒にはさんで、
ロアサイドフレームとつなげるとこんな感じにロンホイフレームの出来上がり。
この時、元のフレームのネジ穴で出っ張っている2ヶ所は、サイドフレームをピッタリつけるためにカットしてあります。
全身ウィリーおじさんも無事乗せられそうです。
バンク角はちょっと浅くなりそうですが、とりあえず次の工程に。
次はカウル、この時点でイメージしたいたのはリムジンキャノピー。
まずは標準のダンシングライダーボディを被せてみますが、、
案の定の寸足らず感、やはりボディも延長するしかないか?と思い切ってカット!前後に分けてみるも、
なんか違う、、キャノピーとボンネット風部分の段差が気になるんですよねー、キャノピーだけ使ったらどうか?
とかやってるうちに例の漫画のバイクの様な未来的なスタイル出来ないかやってみたくなり、キャスター倒してペットボトル切ってウィンドウつけてみると、
中々カッコイイじゃないですか!?
と言う事でリムジンキャノピーはあっさり諦めこちらの方向性で行く事に。
まずは工作用紙でカウルの試作その1
雰囲気は出て来ましたがちょっと大きいかな?と言う事でちょっと細めに作り直し
やっぱりウィンドウは曲面にしたいなあ、と言うことでキッチンで見つけたこれ、キュキュット泡スプレーのボトル。
これを半分にカットし、
カウルと繫げて、
フロントフォークにつけてみると?
なんということでしょう、未来感がグッと高まりました!
因みにFRPのフロントブリッジ部はキャスターと高さを変更して作り直しています。
形が決まったので、0.5ポリカ板で本番カウルを切り出します。(工作用紙は初めて使いましたが開いて展開図として使えるのがいいですね)
これを切り出したものをラジオペンチや定規を駆使して折り曲げる(何気に難しいです、、一番苦労しました)とこんな感じに。
続いてリア周り、カットしたダンシングライダーのボックス部分を付けてみましたが、サイドのつながりが悪いというか殺風景だったので、サイドカウルを付け足し、
いい感じにビッグスクーター感が出たんじゃないでしょうか?
これでひと通りボディパーツが揃いましたので塗装に入ります。
ただの失敗談ですが、最初写真右のファスホワイト、アクリルガッシュのターコイズ、100均のアクリル黒でコルサグレーっぽい色を作って吹いたんですが、黒が混ざり切らなくて苦労しました。
糸引いたりエアブラシに詰まったり。。
あまりにも汚かったのでフロントカウルはとれるやんして塗りなおしてます。
もう一回別の塗料で色合わせるのに時間かかったりして計5時間程のロス!単色なのに!
最初から左のコルサグレーとか使いましょーって話でした^^;
さてそんなこんなで出来上がったカウルを装着するとこんな感じ!
ガイアカラーの蛍光クリアイエローで塗ったウィンドウがいい感じじゃないですか?
今回初めて使いましたがお気に入り塗料になりそうです!
続いてライダーフィギュア製作。
前述の通りWW2の全身ウィリーおじさんを使いますが、この様に足が閉じているので開かせたいです。
膝上辺りに鋸を入れ切断し、
瞬着山盛りで角度を変えて接着します。
するとどうでしょう?自然に股を開かせることができました。
ハミ出たバリを削り、塗装して完成!
メットと腕はいつもの水圧転写フィルムです!心なしかポリカボディより伸びが少なく上手くできてる気がしますね。
因みに右腕はそのままだとシフトレバーを持つ位置に伸びているので、付け根をちょっと削って真っ直ぐ前に伸びる様な角度で接着しています。
続いて後ろのライダー人形製作。
ヘルメットは首塗師オカベ(元気っ子さん店長)に作って頂いたものを使用します。
僕の塗ったのより血色が良いですね(笑)
その他身体パーツは軽量樹脂粘土でフルスクラッチします。
身体と足は撮り忘れました^^;
これを1体目とは逆になるようなカラーで水圧転写&塗装!
乾燥が遅いのでドライヤーを当て続けたところ膨張したりして若干形が崩れました(T_T)
時間がある場合はちゃんと乾燥させてから塗装した方がいいです。
そんなこんなでほぼ完成!
と行きたいところですが、ダンシングライダーのステッカーだけでは足りない感じだったのでPDC desgin works風のステッカーを自作しました。
“GKS RC PLACTICE PLACE” 、和訳すると”RCカー練習場 元気っ子さん” です^^。
これをフロントカウルのサイドに貼って完成!
交通安全祈願の”成田山”ステッカーもコッソリ(笑)
二人目が若干空気椅子状態なのは乾燥を急いだせい^^;
RC WORLD 2月号に載せていただきました!皆さん買ってね〜!
http://blog.sideriver.com/rcworld/2017/12/rc-world-2no266-865e.html